とが認められている。
また、これに続いて1984年には、SITAがAIRCOMと呼ばれるACARSとコンパチブルの空地データリンクシステムの展開を欧州、中近東、豪州や東南アジア地域の主要空港をベースに進めている。
さらに、1987年からはカナダにおいてACARSやAIRCOMとコンパチブルの空地データリーンクシステム(CAMDA−ACARS)が導入されている。
このように世界的に空地データリンクシステムが構築される中で、外国航空会社の一部にもわが国におけるサービスの開始を望む声が大きいこと、また、わが国においても航空輪送の迅速化、効率化や安全性向上にとって、機上の運航乗務員と地上の事業所等との間で行われる運航管理通信の果たす役割は大きく、航空事業の発展に伴い運航管理通信システムの高度化(空地データリンクシステムの導入)が強く求められていることなどから、1990年4月に我が国においても世界のシステムと互換性のある空地データリンクシステムが構築された。これに合わせ当社においても同年11月、B4−400型機においてはじめてACARSの運用が開始されることとなった。(サービスプロバイダ:AVICOM JAPN)
3.1.1.5.2 概要
1)概要
空地データリンク(ACARS:AIRCRAFT COMMUNICATION ADDRESSING AND REPORTING SYSTM)航空機と地上との間(空地間)の通信を、従来のVOICEのみによる通信に加え、航空機及び地上のCOMPUTER/VHFを利用し、DATA通信(文字DATA)により行うSYSTEMである。
2)ACARSを利用した通信の概要
前ページ 目次へ 次ページ